こちら冊子等ではなく、データー参照のページとしています。
------------------------------
3/4速車ともにファイナルギヤのクリアランスは
マニュアル値で0.15から0.4mmとなります。
(VNA/VL/VB/VGL/VBA/VBB/GSは最大で0.5)
シックネスゲージを使い、この範囲内にあることをご確認ください。
これ以上でも以下でもあればシムを交換し調整してください。
画像のAを計測しBのワッシャーを調整する。
--計測、調整に関して注意
オイルの有無で0.1mm程度は違ってきます。
ドライ(オイルを拭き取って調整)の場合は
マニュアル通りの数値で構いません。
ウエット(オイルを塗った状態)の場合は、
0.25-0.3ぐらいに調整をお勧めします。(0.15では狭い)
ちなみに、4枚の歯車を左右で固定するサークリップの溝は
設計でクリップの厚さ+0.15mmになってますので、
このガタは必ず出ます。シムで0.1mm単位の調整が可能です。
この隙間、多くなるとトルクが掛かった時にギア抜けに、
また小さいとシフターと歯車の当たり面の寿命が極端に短くなります。
計測は必ず2本のゲージを使用してください。
1本で計測するとギヤが斜めになり正しい数値が出ません。
ーーーーーーーーー
基本
Dシャフトとファイナルギヤの組み方。
2ndギヤ(クリスマスツリーギヤ)をケースに組んでからDシャフトをケース挿入し各ギヤを組んで行きます。
シムが入る場合は一番厚いものから(新品のDシャフト、ギヤの場合はノーマルサイズを使用)挿入しファイナルと2ndの噛み合わせを見ます。
隣のギヤまではみ出す場合はシムを薄くします。次に十字との位置と2ndギヤとの噛み合わせ、並びを見ながら組んでいきます。
最後にシム、サークリップを止めクリアランスを計測します。ここで規定の数値にします。
4速側は2ndギヤと位置決めでもあるので変更しません。調整は1速側でシムの厚みを入れ替えします。
SprintなどのDシャフトにツバのあるタイプはツバがシムの代わりになるので摩耗が大きい場合は4速ギヤがタイヤ側に寄ってしまいます。
ケースにDシャフトを組んで2ndギヤとファイナル、スパイダーの関係をご確認ください。(タイヤ側に4速ギヤが寄りすぎる場合はDシャフトの交換になります。)
1速側のシムで調整仕切れない場合は4速側を変更してギヤとの位置関係を見ながらになります。再度同じ調整になります。
ーーーーーーーーーーーーーーー
ご参考まで------
0.15mm以下では良いのか?悪いのか?
最小のクリアランス0.15mmを計算すると、
歯車は4枚あるので5で割れば0.15mm/5=0.03mm(30μm)になります。
30μmとは機械の世界では広いのか狭いのか?
NSKベアリングの資料では
6204のラジアル内部隙間は以下の通りとなります。
(単位はμm)
C2 0〜10(最小〜最大)
CN 5〜20
C3 13〜28
C4 20〜36
C5 28〜48
とすれば30μmはc4〜c5同等ということになります。
0.15mm以下にすべきでしょうか?