こちらは冊子等ございません。参照まで
------2サイクルオイル成分表 見方
動粘度 40 100℃(mm2/s)=液体の粘り
数値が大きい粘りが強、小さい 粘りが少
スロットルレスポンスに影響??
粘度指数 VI オイル粘度が、温度変化によってどのくらいの変化か。
粘度指数が大きいほど温度による粘度変化の小さいことを示し、
粘度特性に優れるといえる。
引火点 オイルが燃える温度
高いほど残る=燃えきらない=マフラーやプラグに影響する。
流動点 オイルが固まらない温度
寒冷地、外気温が低い地域でのコールドスタート時などに影響
密度 15℃の時の密度
比較参考値
動粘度100℃ mm2/s scooter2T 11.8 moto2 9.7 ヤマハRS赤 8.89 AMALIE TC-W3 7.2
動粘度40℃ mm2/s scooter2T 94 moto2 55 ヤマハRS赤 64.6 AMALIE TC-W3 42.8
粘度指数VI scooter2T 115 moto2 162 ヤマハRS赤 112 AMALIE TC-W3 135
引火点°C scooter2T 125 moto2 82 ヤマハRS赤 122 AMALIE TC-W3 190(2010年以前は94?)
pennzoil は種類多い(75〜98) ワコーズ 2CT 128 V2R 104 2CR 264 RV-R 292
流動点°C scooter2T -24 moto2 -54 ヤマハRS赤 -40
密度 15°C kg/l scooter2T 0.874 moto2 0.875 ヤマハRS赤 NC
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ベースオイルがオイルシールに及ぼす影響?
古いオートバイには鉱物油は良い。と聞くことが多い。
これは鉱物油の最大の利点がゴムのオイルシールなどに対して悪影響を与えない。ということ。
部品の手配が大変であったり、まめに乗らない車両の修理の手間などを
考えるとそいう選択も一理ある。ただし、耐熱性は劣る。
化学合成オイルはオイルシールを伸ばす物と縮めるものがある。
100%炭化水素系化学合成油=ポリアルファオレフィンとエステルを
約8:2で混ぜて作った合成油 ゴムのオイルシールを縮める傾向にある。
100%エステル化学合成油(フルエステル)シールを伸ばす傾向にある。
現在のオイルは極端に影響が出るとは考えにくいが、100%化学合成オイルを
使用する際には頭の片隅に・・・・。
補足として、
バイオ系燃料がオイルシールやゴム類に影響を与える可能性は
未知数なので実際にテストしてから。が良いように思う。
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成分表だけでオイルの良否判定は難しいが、判断する規準にはなると思われる。