こちら冊子等ではありません。
サイト内でお読みください。
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あくまでセッティングのヒントとして
以前のQ&Aから抜粋し、コピペしました。
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PHBL25+102cc+ボアアップとマフラー以外はノーマル
リードバルブキットや極端なクランク側のタイミング変更はない。
まずはセッティング前に確認
スロットルは確実に全閉になるか確認。
全閉で回転が高い場合は二次エアーなどの疑いがあるので注意。
サーキット走行専用で無いならエアークリーナーは装着が理想
低速側の調整が吸気(エアークリーナー側)にあれば
エアーアジャストスクリュー(以下、エアースクリュー)
排気(エンジン側)にあればミクスチャーアジャスタースクリュー
(以下、ミクスチャースクリュー)になります。
「スローランニングスクリュー」とも言う。PHBLは両方のタイプがあるので注意。
どちらも低回転領域の調整だが、エアースクリューの場合は吸気側の空気量を、
ミクスチャーアジャスタースクリューの場合は出口で混合気の量を調整している。
構造上、右左の回転と濃薄いが逆のことがあるため現物がどちらか確認をする。
例)ミクスチャースクリューでは右に回すと噴出量は少、左に回すと増。
----いよいよセッティングに
*ミクスチャースクリューの調整方法を(走行条件で微妙に違いはある)
まずは、右一杯に回して止まったところからアイドリングが高くなる場所が
2回転戻しぐらいにあれば初期段階としてはOK。もし0.5回転戻などであれば
スロージェットを小さく、3回転戻しくらいであればスロージェットを
大きくしたいところ。通常はそのままでも大丈夫。
上記のアイドリングの調整でもう一箇所、右手でスロットルを戻した時に
スロットルバルブ側の停止位置を調整するネジがあります。
こちらは上記のスローランニング側のピークと合わせて、
回転がアイドリングで安定する位置にする。
次にスロットルバルブについてるニードル。
これは上側のクリップで真ん中が標準。
この時にニードルの刻印を確認する。PHBLのニードルは
2265って型式で先端の形状が数種有り。
(D22かD37多い。先端の長さと角度が違うため、
他のセッティングへの影響が大きい。しかも、番手がそのまま角度や
大きさの順番になって無いので注意 例>D22の薄い方向はD28に)
クリップを上の段、つまりニードルが下がると中間で薄く、
クリップを下の段、ニードルが上がると中間で濃くなります。
通常は真ん中に。
次にメインジェット
理想的には口径の半分ぐらい、25mmであれば、
その半分の数値で#125近辺でやや濃く#140辺りから…
非常に濃くてスロットルを開けるとエンジンが止まるか、
回転上昇をしないでモーモーと言って煙ばかりの可能性大。
次が#135>#130>#125と試して行くと、スロットルを急に
全開にしなければなんとか走れる状態に。
さらに5番下げる(#120)と普通に走れる、最高速はちょっと頭打ちかな?となる。
ここで、さらに5番下げる(#115)と最高速は変わらないけど、
2速や3速で高回転側の伸びが良いとなります。
さらに5番下げる(#110)と2速3速の高回転側の伸びは異様に良くなります。
この高回転側の伸びが良いトコ(#115)はすでに焼き付く危領域なので、
2速3速の高回転側で音が裏返るほどスムーズに回る前の濃い目の番手(#120)が
「とりあえずの正解」一歩前です。
次に3番違い(#122)か2番違い(#123)のメインジェットを試してみてください。
これでメイン側の調整はある程度の目安確定となります。
つまりメインジェットの調整には
「一通りに番手を揃える」+「全開で最高速を出せる場所」の2つが必要です。
次にアクセル操作で右手の角度1/3<>アイドリングを試す。
ここでアイドリングからスムーズに空吹かしが出来るか?。
試しにスローランニングアジャスターを1/2回転程度を右左でズラして確認。
あまり変わらなければ元のままでもOK、
もし「右手の動きに一拍遅れて段がある感じがする」という症状が出れば、
この症状が軽くなる位置を探します。
この状況で普通に40-60kmで走ってみて…
例えば#6のプラグがカブって失火するのでしたら、
スロットルニードルを1段下げてみてください。
ここらメインジェットの再調整とも影響しますが・・。
注)エアクリーナーの無い状況、さらにキャブの口径が
排気量や回転数に対して大きい場合は(例えばポリーニの102ccでは
8200回転ぐらいが最大出力になり、口径としては22mmぐらいが
理想となります。もっともこの回転に適合したチャンバーを使う場合ですが)、
メインジェットの番手は気圧や気温の影響を大きく受けますので、その辺もご注意ください。